自分で考えようアメリカ不法移民問題

これが最初の投稿をしてから初めての投稿になるんですけど……。

 

というのも140文字制限のあるTwitterと半無制限のブログだと無駄に考えすぎてまとまらなくなって、下書き止まりになるのが多数なんですね。

 

前の……というかこれが書かれるまでは唯一の記事の中で「Twitterだと意図しない内容になりがち」ということを言ってたんですけど、これが思った以上に足枷で必要以上にハードルを上げてしまっているんだなあと思いました(たぶん僕が適当なこと言ってても誰も指摘してくれないだろうに)。

 

まあ意図しない内容になりがちとは言ったんですけど、Twitterは自分の考えを短く吐いて俯瞰する作業がしやすい気がするんです。都度つぶやいとけば考えがどう発展したのかも追いやすいですし。例えば訂正もすぐにできるし消さなければ訂正前の内容も時系列順に見れますし。こう思うとTwitterって自分の考えをまとめる上でも良い刺激になってたんだなあと思います。

 

でも、Twitterである必要はないんですよね。「てめえの考えなんて見たくねえよ」って人が大半だと思うので。

 

これからはもっと適当に書いていけたらなあと思っています。

 

さて、前置きが長くなりすぎたので本題へ。

 

アメリカの中間選挙、終わったみたいですね。

 

そこで1つの争点になっていたのが、「移民の扱い」です。

 

ちょうど選挙期間中に南方からの移民キャラバンの移動が重なっていたのできっと現地の方たちは身に迫る問題として感じられていたのではないでしょうか。

 

トランプ大統領はその移民のことを"侵入者"と呼んでおり、そのことに反発している人もいるようです。

 

もちろんトランプ大統領の言動は確かに過激です。「国境に強固な壁を作る」といった一連の発言や、一括りにして移民キャラバンを"侵入者"と呼べば快く思わない人もいるでしょう。

 

ですが、とりあえずこの移民問題においては、あまり間違ったことを言っていないような気がするんです。

 

中間選挙後の会見で「なぜ移民を"侵入者"と呼ぶのですか」という趣旨の質問をした記者に対して、トランプ大統領は「彼らに来て欲しくないわけではない。合法的に来れば歓迎する」というようなことを言っていました。

 

つまり、トランプ大統領は(言葉通りにとらえれば)不法移民はダメだということを言っているだけなのです。

 

僕もその考えには賛成です。普通に考えて不法移民を認めては秩序もへったくれもないと思います。

 

日本は島国なのでなかなか想像するのが難しいかもしれませんが、もし日本が大陸と地続きになっていて毎年大量の不法移民が来るならどうでしょうか。

 

言葉も通じない、日本の基本教育を受けていない人々が大勢入り込んでくるというのは正直僕は嫌です。それを避けるためにも、合法なルートで移住してその国で暮らすためにしかるべき支援を受ける必要があるのです。今日本でも入国管理法の改正について野党が猛反対してるのもそういう背景があるんだと思います。

 

また「犯罪者⇒不法移民」は成り立たないと思いますが「不法移民⇒犯罪者」は自明に成り立つと思います。だって入国するときに法を犯しているのだから。入国した後は罪を犯さないとしても、なぜ入国時は見逃されたつもりになっているのかよくわかりませんし、割れ窓効果で、初めに法律を破ったその後モラルの低下がないとも言い切れません。

 

それなのに、トランプ大統領に反対だからといってそこに目を瞑っているような姿勢の人が多いように感じられます。

 

嫌いな人が言っていることが正しくても、「ただその人が嫌いだから」という理由だけでその正しい主張に反対するのでは建設的な議論をすることはできません。

 

「アイツは頭がおかしいからアイツの言ってることはおかしい」

 

本当にそうでしょうか?

 

逆のことも言えます。

 

「あの人はいつも正しいことを言っているから今の発言も正しい」

 

本当に、そうでしょうか?

 

信頼できる情報源というのは大事ですが、その情報源が発する主張が無条件に正しいと思うのは非常に危険です。

 

ある主張がなされたら、そこに一度は自分の思考を挟むべきです。主張を自分なりに精査して、正しいと思うならば正しい、間違っていると思うならば間違っている、と判断を下せば良いだけです。

 

もしその「ちょっとした思考」すらしたくないのであれば、自分の主張どころか文句一つ言う資格は無いと思います。

 

だってそれは他人の意見だから。自分の言葉ではなく単なる他人の知識の受け売りだから。

 

僕はそのような、自分で考えようとする意思がないだけの人が水素水を買ってしまうんだと勝手に思ってますし、きっと「政治に関心がない」と答えるんだと勝手に思っています。

 

少し話が反れたので不法移民の方に戻ります。

 

もちろん、トランプ大統領に先の質問をした記者が「自分で考えた上で不法移民を問題視していない」のならばあの質問姿勢でトランプ大統領に批判的な態度をとることも納得できます。

 

ですがもしも彼が自分自身で考えて「不法移民はダメだ」と思っているならば、あの質問態度はただトランプ大統領のイメージを下げにかかっているだけで、アメリカ合衆国の後の利益(移民問題解決など)に繋がっていくかは疑問です。問題が解決するかはどうでもよくて、ただその問題を利用してトランプ大統領降板のシナリオを書きたいだけではないでしょうか。

 

最後に僕が「自分の考え」を述べていきます。

 

トランプ大統領が本当は何を考えているか知る由もありませんが、とりあえず不法移民問題に対して僕は次のような段階的な対策が思い浮かびます。

 

1. 不法移民の取り締まり

2. 合法的な移民制度の整備

3. そもそも移民しなくて済む環境づくりの支援

 

1は国家秩序の維持には欠かせません。もし自由に国に入って暮らすことができるならパスポートも入国審査もビザも何もかも必要ないですが、現実はそうではありません。ダメなものはダメというきちんとした姿勢をとらねばいけません。

 

2は危険地域からの移民(難民)の救済や、夢や明確な目標を持って他国へ移り住みたい人たちのためにも必要です。当然制度自体はすでにあるとは思いますが、不法移民が多いのであれば基準等見直すべきでしょう。

 

3は一番難しいと思われますが、そもそも移民というのは「移り住んだ先でしかできないことがあるから移住する」という人だけであるのが理想的だと思います。生まれた国の危険から逃れるための移住はなくなるべきですし、根本の原因を無くさなければ永遠に移民問題は解決できないと思います。

 

トランプ大統領はとりあえず1の段階をやっているのではないか、と僕の目には映っています。

 

やり方は壁を作るだのなんだの言っていますが、方向性としては間違ってないと思うんです。さきほども書いた通り不法移民が存在しているのは健全な状態ではないので。

 

ですからトランプ反対派が「言わんとすることはわかるが、やり方が強引すぎる」という意見ならばスッと腹に落ちてきます。ですがそもそも不法移民に対策を打とうとしている姿勢すら批判している気がしてならないのです。それは少しおかしい。

 

これと同じような構図は日本でもあてはまるところがあるはずです。国会での与野党の攻防だったり、メディアの報道姿勢であったり、きっともっと身近なところでも。

 

だからこそ、これを避けるためにもある主張に対して一つ一つ自分の考えを挟むことが大事だと思います。

 

みなさんは、自分で考えるということが普段からできていますか?トランプ大統領の言っていることは本当にすべて間違っていると思いますか?

 

今回はこの辺りで……なんか偉そうですみません。